ホワイトリカー以外でつくる、手作り梅酒レシピ。

今年こそは梅酒作りに挑戦してみたいけれど、せっかくだから市販の梅酒とは違う、ホワイトリカー以外のお酒でつくってみたい!でも、どんなお酒でつくったらいいの?

今回は、ホワイトリカー以外のお酒を選ぶときのポイントや、香りとコクが深くなると言われている泡盛を使った、手作り梅酒レシピをご紹介します。

2017年4月12日公開

梅酒作りの材料と、必要なもの。

それでは早速、ホワイトリカー以外のお酒を選ぶときのポイントや、梅の実の選び方など、梅酒作りの材料と必要なものを確認していきましょう。いざ購入するとなると、どれにしてよいか迷ってしまう...。という人も少なくないと思います。この記事で、私が実際に使ったものもあわせて紹介していくので、よかったら参考にしてみてくださいね。

材料と必要なもの この記事で実際に使ったもの
泡盛 1800ml(一升瓶) 久米島の久米仙 でいご 古酒43度(酒屋で購入)
青梅 1kg 少し熟した南高梅 2Lサイズ(スーパーマーケットで購入)
氷砂糖 500g〜1kg 中日本氷糖 青マーク クリスタル 1kgの内500gを使用(オンラインショップで購入)
果実酒用の広口瓶 3リットル 星硝 セラーメイト 取手付密封びん(オンラインショップで購入)
竹串 (100円均一で購入)

ホワイトリカー以外に、どんなお酒を使ったらいいの?

梅酒作りには、アルコール度数が35度以上のお酒(泡盛・焼酎・ブランデー・ウイスキー・ウォッカ・ジンなど)が向いています。アルコール度数の高いものを使うことで、腐敗しにくくなり、梅酒を長期保存することができます。ちなみに、果実酒用ホワイトリカーのアルコール度数も、35度のものが多いようです。

泡盛の場合、新酒であまり癖の強くないものを使うと、さっぱりとした梅酒になります。好みの問題もありますが、この記事で使用した『久米島の久米仙 でいご』は古酒で、私の好きな泡盛です。35度の泡盛で梅酒を漬けると、梅に含まれる水分によって、度数は25度くらいまで下がるので、泡盛は強くて飲みにくいという人にも、泡盛の香りとコクを楽しんでもらえると思います。

アルコール度数の低いお酒を使うと、雑菌が繁殖しやすくなり、カビが生えることもあるので、注意が必要です。また、梅酒を含む果実酒(果実を原料として発酵させたもの)を、アルコール度数が20度未満のお酒で作ることは、酒税法で禁止されているそうです。

梅酒の梅の選び方。

梅のサイズは、2Lサイズ以上でなるべく大きなもの、大きさが均等なものを選びます。粒の大きな梅には、果肉と果汁がたっぷりと含まれているので、梅のエキスが多く溶け出します。

緑色の青梅の場合、青々とした美しいものを選びます。表面に斑点が出ているものは、鮮度が落ちているので避けましょう。青梅で作った梅酒は酸味のあるすっきりとした味わいになり、黄色の完熟梅はまろやかなで香りのある味わいに仕上がります。

表面はつやがあり、しわがなく、傷のないものを選びます。小さくて浅い擦り傷は問題ありませんが、大きなかさぶた状の傷や、収穫や出荷時についた生傷のあるものは避けましょう。傷のついた梅が混ざっていると、にごりの原因となります。透明で綺麗な琥珀色の梅酒に仕上げるには、傷のない梅を選びましょう。また、梅は鮮度が落ちるのが早いため、ビニールの中で蒸れた状態になっていると、傷みやすくなります。鮮度の高い梅を手に入れるには、梅農家の直売所や、通信販売がよいでしょう。

梅の出回る時期は、品種や産地、その年の気候によっても変わりますが、早いところでは5月後半から、6月下旬にかけてです。出回り始めには、未熟果と呼ばれる小さな実も多いので、注意が必要です。未熟果は、収穫してから時間が経つと、表面が乾燥するのが特徴です。お店に並んでいる時点で、すでにしわのあるものはなるべく避けましょう。

氷砂糖の分量の目安は?

甘くないお酒が好きな私の場合、500gでちょうどよく感じました。普段あまり辛いお酒を飲まない人は750g、甘いお酒が好きな人は1kgでもよさそうです。泡盛でつくる場合は、砂糖の甘さは控えめにして、泡盛自体の旨みも味わってみてください。

おすすめの保存容器は?

保存容器として使用する3リットルの広口瓶は、ちょうどよい大きさとデザインから、『星硝』の『セラーメイト 取手付密封びん 3L』が、個人的にはおすすめです。

セラーメイト 取手付密封びん 3L(星硝株式会社)

竹串って、何に使うの?

竹串は、梅のヘタを取るのに使います。爪楊枝は先端が折れやすく、おすすめできません。鉄串でも良さそうなのに、あえて竹串を使う理由は「梅は金気を嫌う」と、言われているからだそうです。調べてみたところ、梅干しを長期保存する際に、梅干しから出る梅酢が、鉄を錆びさせることに由来するようで、実際は生梅の状態で鉄串を使うことに問題はなさそうです。

梅酒の作り方。

必要なものが揃ったら、梅酒作りを始めましょう。8つのステップに分けて、解説していきます。今回は泡盛を使用しますが、基本的な作り方は、どのお酒でも変わりません。

1. 瓶を消毒する。

まずは下準備。広口瓶を熱湯で煮沸消毒します。熱湯を少しずつ注ぎ、傾けて回しましょう。終わったらお湯を捨て、綺麗な布で水気を拭き取り、瓶を逆さにして日の当たる場所でしっかりと乾燥させます。水分が残っているとカビが生えやすくなるので、気を付けましょう。

2. 青梅を洗う。

青梅をボールに入れて、傷がつかないように、流水で丁寧に手洗いします。傷のついた梅を使うと、にごりの原因になります。

3. あく抜きする。

青梅を、2リットル以上の水に漬けて、あく抜きします。青くて硬い実は、1時間から4時間を目安にしてください。あく抜きをすることで、梅酒のえぐみや雑味がなくなります。すでに熟成した実は、樹で熟す間にえぐみの成分が消えているので、あく抜きの必要はありません。

4. 青梅の水気を拭き取る。

青梅についた水気を、綺麗な布で拭き取ります。水分が残っているとカビが生えやすくなるので、しっかりと拭き取っておきましょう。

5. ヘタ取りをする。

竹串を使って、梅のヘタを取り除きます。竹串の先端で、ヘタの縁をなぞるようにすると、うまくいきます。この時、梅の実に傷がつかないように、注意しましょう。ヘタ取りをすることで、梅酒のえぐみや雑味がなくなります。

6. 青梅と氷砂糖を瓶に入れる。

梅の実と氷砂糖をそれぞれ半分に分けて、梅の実、氷砂糖、梅の実、氷砂糖、となるように、広口瓶へ交互に入れていきます。梅の実は傷がつかないように、やさしく丁寧に扱ってください。

7. 泡盛を注ぐ。

梅の実と氷砂糖を入れた広口瓶へ、泡盛を注ぎます。

8. 冷暗所で保存する。

梅を漬け込んだら、しっかりと広口瓶に蓋をして保存します。保存場所には、なるべく温度差が少なく、日の当たらない涼しい場所(冷暗所)が適しています。

漬け込み始めは、2週間に1度くらい、瓶をゆっくりと傾けたり、回したりして中身を混ぜ、糖分がかたよらないようにしましょう。乱暴に混ぜると梅の実に傷がつき、梅酒がにごりやすくなるので、丁寧に行います。

3ヶ月から1年後には、飲み始められます。固い青梅を漬けた場合、熟成期間は少なくても半年以上がおすすめです。また、半年漬けたものより1年漬けたものの方が、まろやかで美味しいという人が多いようです。

半年から1年程経った頃に、梅の実を瓶から取り出しておきましょう。梅の実を取り出すことで、梅酒のにごりを防ぎます。

手作り梅酒の出来上がり!

わーい。ついに、泡盛の手作り梅酒が完成。お気に入りの盃に入れて、ロックでいただきます。私の場合、漬け始めて6ヶ月後から、ゆっくりと飲み始めました。写真の盃は、『カネコ小兵製陶所』の『一献盃(いっこんぱい)』です。

最後に。

ホワイトリカー以外でつくる手作りの梅酒は、市販の梅酒とは違い、自分好みのお酒で、自分好みの甘さにできるのが、嬉しいですね!

梅のサイズや熟成具合、お酒の種類や氷砂糖の量、漬け込む期間によっても、梅酒の味は変わってくるので、いろいろと作り比べてみるのも、楽しみの1つです。私も次回、また別のお酒で挑戦してみようと思います。

それでは、雑貨と、珈琲と、食と、素敵な日常を。

写真と文章

イラストレーター・デザイナー

マツヤマ・アキオ

小説の装画、雑誌の挿絵などのレトロなイラストや、小説の装丁、雑貨などのシンプルなデザインを制作しながら、暮らしています。神奈川県生まれ。獅子座。A型。

レトロなイラストレーター マツヤマ・アキオOFFICIALSITE

レトロなイラストレーター マツヤマ・アキオOFFICIALSITE

関連する情報

メーカー
株式会社久米島の久米仙(別窓で開きます。)
中日本氷糖株式会社(別窓で開きます。)
星硝株式会社(別窓で開きます。)
株式会社カネコ小兵製陶所(別窓で開きます。)

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